年頭所感 —「知進守退」ということ—

謹んで新春のご挨拶を申し上げます。

光遠会も立ち上げからはや2年強が経過して、ようやく教区の中でも個性豊かなメンバーの集う会として徐々にその立ち位置を獲得しているように感じています。

さて、年頭所感として「知進守退」(進むを知りて退くを守る) ということについて少し書いてみたいと思います。この言葉は「進むことを知るならば、まずは退く方法を備えておくべきである」といったほどの意味で、退く方法の備えなくして、進むことだけに有頂天になっていることが戒められた言葉として受け止めることができるように思います。今後学習会を続けていくにあたって、また私自身の今後の学びの態度として、心にとどめて置くべき言葉として、ここに年頭所感として書き留めておきたいと思います。光遠会の会自体を省みても、また私自身のここ最近のあり方を思い返しても、まさにただただ進むことだけに意識を向けており、静慮して脚下を顧みるということにおろそかになっており、そうした浮ついたあり方を、この語によってずばり言い当てられたような気もしたのでした…

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