第32回勉強会のお知らせ

毎日茹だるような暑さが続く中、みなさまにはご健勝にて、為法精進のことと拝察します。

さて、7月の学習会は以下の通りです。

日時: 2017/07/28 (金曜日), 18:00-20:00
場所: 難波別院 事務所会議室
範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 二十六』(大の会, 2001), 第103講, pp. 65-90
発表者: 入江 宥さん

開催場所は前回同様、別院事務所と教務所の間の「事務所会議室」です。今回からいよいよ本願文の頂、第18願の講義です。たくさんのみなさまのご参加をお待ち申し上げております。

なお、来月8月の学習会は例年通り「お休み」とさせていただきます。その代わりに本山近くで泊まって自分たちだけで作る奉仕団のようなものを企画したいと考えているのですが、詳しくは学習会当日に相談させてください。

さて、今回は著書ご紹介。中下大樹さんの『悲しむ力』。

中下さんは大谷派僧侶で超宗派ネットワーク「寺サンガ・ネットワーク」代表を務められ、「いのち」をキーワードにした様々な活動をなさっています。近年は中下さんのように宗派にこだわらず、様々な分野で活躍される僧侶の方が増えています。浄土真宗に限っても、青江覚峰さん (暗闇ごはん, 大谷派), 三浦明利さん (尼さんシンガー, 本願寺派), 宗元英敏さん (宿坊光澤寺, 本願寺派), 光澤裕顕さん (お坊さん漫画家, 大谷派), 説田真仁さん (寺かふぇ, 大谷派), 羽田高秀さん (坊主BAR, 本願寺派), 浦上哲也さん (死の体験旅行, 本願寺派) などなど、多くの方々が各方面でご活躍なさっています。

本書『悲しむ力』は、中下さんの活動の中で出遇った人々との体験が「悲しみの共有」というテーマを中心に語られています。語られている内容は氏の具体的な体験中心なのですが、私はその多くの体験に自分自身の体験を重ね合わせて読んでいました。個人の体験は、それが独自の体験であっても、人間としての深い体験であればあるほど多くの人の共感を呼ぶ普遍性を帯びるのではないかと感じます。「ヒトノ イタミノ ワカル ヒトニ ナッテネ」は、私の心にも深く響きました。それでは。

第33回勉強会のお知らせ

秋風が心地よい時節となりました。いかがお過ごしでしょうか。

さて、9月の学習会は以下の通りです。

日時: 2017/09/15 (金曜日), 18:00-20:00
場所: 難波別院 事務所会議室
範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 二十六』(大地の会, 2001), 第104講, pp. 93-120
発表者: 間野 淳雄さん

開催場所は前回同様、別院事務所と教務所の間の「事務所会議室」です。少し間が空きましたが、9月の内容は前回から引き続いて第18願の講義です。多くのみなさまのご参加をお待ち申し上げております。

今回で宮城先生の大経講義「26」のテキストが終了します。次回からの「27」のテキストはお手元にお持ちでない方が殆どだと思います。光遠会のサイト にテキストをアップしていますので、ダウンロードしてご利用ください。

さて、来る11月6日 (月) に光闡坊の佐野明弘先生をお迎えして研修院公開講座が開かれます。

日時: 11/6 (月), 18:00--20:00
場所: 難波別院同朋会館
講題: まことに由あるかな ---果遂の誓---
内容: 聖人のもっとも大きなお仕事のひとつに18願の背景
   に17願と20願を見出されたことがあります。今回は
   そのうち特に20願を見出された意義について尋ねた
   いと思います。

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是非とも多くのみなさまがご聴聞くださいますよう、ご案内申し上げます。

ここに、最近の佐野先生に関する本を少しご紹介しておきたいと思います。まずは、ご存じの方も多いと思いますが、今年度の大阪教区の紀要『生命の足音』33号に和田稠先生の「『現代と宗教』講義」が掲載されています。これは佐野先生校閲のものです。これから8年間継続して掲載される予定です。ご購入は大阪教区教化センターまで。

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次に、『真宗の本尊』。これは2013年から14年にかけて、名古屋教区第2組で先生がご講義された内容が文字に起こされたものです。編集は「名古屋教区第2組 教化委員会出版広報部会」で、発行は同じく2組の「東光寺 英 信哉」(愛知県知多郡阿久比町阿久比北下川10) 様です。ご希望の方は名古屋教区にお問い合わせください。

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次に、『真実の信心 —呼応の信と恒沙の信—』。これは2016年11月26日と27日、日豊教区心光寺様にて厳修された報恩講のご法話が文字起こしされたものです。編集・発行は「無明庵」(岐阜県大垣市平町 122 養楽寺御院内, 0584–89–382) 様。お問い合わせは養楽寺様までお願いします。

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最後は、昨年2016年の光闡坊報恩講安居の講義録です。講題は「この人の単独なる —近代的自我の終焉—」です。これはつい先日頂いたばかりで、ご希望の場合どこに問い合わせればよいかご案内できませんので、ご興味のある方は光遠会までお問い合わせください。

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