第51回勉強会のお知らせ

花の便りが相次ぐ今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。

さて、4月の学習会のご案内をいたします。

日時: 2019/04/25 (木), 18:00-20:00
場所: 難波別院 研修ホール 第二会議室
範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 三十』(大地の会, 2003), 第120講, pp. 89--120
発表者: 後藤裕司さん

今月の箇所で、長らく続いた還相廻向第22願の講義が終わります。今回も前回と同じ「第二会議室」です。お間違いのないよう、ご確認ください。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

また、今月、会計さんより報告があると思いますが、光遠会では毎年4月に年会費 (3,000円) を集めています。当会では、皆様からの年会費によって、別院への会処礼やサイト運営費、その他の必要経費に充てさせていただいております。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、宮城先生のテキストにしばしば引用される宮沢賢治ですが、彼の思想形成において真宗が大きな役割を果たしていたことは、広く知られています。特に暁烏敏は、彼の父政次郎との交流が深く、しばしば花巻を訪れていたようです。その影響を受けた賢治は、十六歳の時に「歎異抄の第一頁を以て小生の全信仰と致し候」と、父宛ての手紙に記すほどであったそうです。

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後列中央の法衣姿が暁烏敏, 前列左から二人目が賢治

正木晃先生のご講義

第50回勉強会のお知らせ

ひと雨ごとに寒さもゆるみ、春風が心地よく感じられます。いかがお過ごしでしょうか。

さて、3月の学習会のご案内をいたします。

日時: 2019/03/29 (金), 18:00-20:00
場所: 難波別院 研修ホール 第二会議室
範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 三十』(大地の会, 2003), 第119講, pp. 63--85
発表者: 安間観志

今月も前回からの還相廻向第22願の講義の続きです。現在「南和室」が改修で少しの期間使用できません。今回は「第二会議室」です。お間違いのないよう、ご確認ください。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

さて、今のテキストの最後に、度々登場する宮沢賢治の「永訣の朝」について触れられています。少し長いですが、ここに再掲しておきたいと思います。「あめゆじゅとてちてけんじゃ」や “Ora Orade Shitori egumo” という音の響きは、皆さんと輪読していると、特に、頭に残ります…

      永訣の朝

けふのうちに とほくへ いってしまふ わたくしの いもうとよ みぞれがふって おもては へんに あかるいのだ (あめゆじゅ とてちて けんじゃ)

うすあかく いっさう 陰惨な 雲から みぞれは びちょびちょ ふってくる (あめゆじゅ とてちて けんじゃ)

青い蓴菜の もやうのついた これら ふたつの かけた 陶椀に おまへが たべる あめゆきを とらうとして わたくしは まがった てっぽうだまのやうに この くらい みぞれのなかに 飛びだした (あめゆじゅ とてちて けんじゃ)

蒼鉛いろの 暗い雲から みぞれは びちょびちょ 沈んでくる ああ とし子 死ぬといふ いまごろになって わたくしを いっしゃう あかるく するために こんな さっぱりした 雪のひとわんを おまへは わたくしに たのんだのだ ありがたう わたくしの けなげな いもうとよ わたくしも まっすぐに すすんでいくから (あめゆじゅ とてちて けんじゃ)

はげしい はげしい 熱や あえぎの あひだから おまへは わたくしに たのんだのだ

銀河や 太陽、気圏などと よばれたせかいの そらから おちた 雪の さいごの ひとわんを…

…ふたきれの みかげせきざいに みぞれは さびしく たまってゐる

わたくしは そのうへに あぶなくたち 雪と 水との まっしろな 二相系をたもち すきとほる つめたい雫に みちた このつややかな 松のえだから わたくしの やさしい いもうとの さいごの たべものを もらっていかう

わたしたちが いっしょに そだってきた あひだ みなれた ちやわんの この 藍のもやうにも もう けふ おまへは わかれてしまふ (Ora Orade Shitori egumo)

ほんたうに けふ おまへは わかれてしまふ

ああ あの とざされた 病室の くらい びゃうぶや かやの なかに やさしく あをじろく 燃えてゐる わたくしの けなげな いもうとよ

この雪は どこを えらばうにも あんまり どこも まっしろなのだ あんな おそろしい みだれた そらから この うつくしい 雪が きたのだ

(うまれで くるたて   こんどは こたに わりやの ごとばかりで    くるしまなあよに うまれてくる)

おまへが たべる この ふたわんの ゆきに わたくしは いま こころから いのる どうか これが兜率の 天の食に 変わって やがては おまへとみんなとに 聖い資糧を もたらすことを わたくしの すべての さいはひを かけて ねがふ

第49回勉強会のお知らせ

余寒厳しき折、いかがお過ごしですか。

さて、2月の学習会のご案内をいたします。

日時: 2019/02/20 (水), 18:00-20:00
場所: 難波別院 研修ホール 南和室
範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 三十』(大地の会, 2003), 第118講, pp. 35--60
発表者: 道谷祐二さん

今月も前回からの還相廻向第22願の講義の続きです。場所は前回同様「南和室」です。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

第22願は、宮城先生のテキスト30の終わりまで続きます。テキスト31からは23願へ入っていきますが、ひとまずこの学習会では、22願で一旦宮城先生の講義は終わりとして、第35願の「変成男子願」の講義を読んでみたいという声が上がっています。その点も含め、今後のことを今月の学習会で少し議論したいと思います。

さて、教学研修院の公開講座のご案内をさせていただきます。

講題 : 「人間の重心 ---悲の一字---」
講師 : 石川県光闡坊住持 佐野明弘師
とき : 3/11 6時から8時ごろ
場所 : 難波別院 同朋会館 講堂

「如来は人間を悲の一字で受け止める。
悲の一字とは人間の重心である。」

講義終わりにはいつものように先生を交えた懇親会を予定していますので、ぜひともご聴聞くださいますようご案内申し上げます。

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第48回勉強会のお知らせ

いよいよ寒さも本番となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

さて、本年最初の学習会のご案内をいたします。

日時: 2019/01/30 (水), 18:00-20:00
場所: 難波別院 研修ホール 南和室
範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 三十』(大地の会, 2003), 第117講, pp. 3-32
発表者: 間野淳雄さん

今月は前回からの還相廻向第22願の講義の続きです。今回から新しいテキスト「三十」へと入っていきます。場所は前回同様「南和室」です。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

例年通り例会終わりで新年会を開催します。いつもどおりだと、おおよそ8時半頃に終わる予定ですので、そこから参加してくださる方も歓迎します。まだ場所は決めてませんので、メンバーの誰かにご連絡ください。

第47回勉強会のお知らせ

本年も押し詰まってまいりましたが、皆様いかがお過ごしですか。

さて、本年最後の学習会のご案内をいたします。

日時: 2018/12/26 (水), 18:00-20:00
場所: 難波別院 研修ホール 南和室
範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 二十九』(大地の会, 2002), 第116講, pp. 109-138
発表者: 松本真明さん

今月は第21願の続きを少しと、還相廻向の第22願に入ります。今回でテキストの「二十九」が終わりで、来年から「三十」へと入っていきます。場所は前回同様「南和室」です。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

今年も例年通り例会終わりで忘年会を開催します。だいたい8時半頃に終わる予定ですので、そこからどこかへ行こうと考えています。例会の方が時間的に厳しい方でも、忘年会からのご参加も歓迎ですので、ぜひともご参加くださいますようご案内申し上げます。