令和3年3月例会のお知らせ

大阪では緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだまだ気の抜けない状況が続いています。

3月の光遠会ですが、今月は別院で久しぶりに行ってみたいと思います。ZOOM でも中継しますので、リモート希望の方はそちらからご参加ください。

日時: 2021/03/25 (木), 18:00-20:00
場所: 第二会議室, Zoom
範囲: 和田稠『現代と宗教』講義, 第二講 真宗そのものを問題に(『生命の足音』紀要33, pp. 28-50)
発表者: 後藤裕司さん

輪読テキストのPDFをこのサイトに置いていますので、ご参照ください (こちらから)。可能な方はぜひともご参加ください。また、併用する ZOOM のミーティングID等は以下の通りです。よろしくお願いします。

ミーティングID: 910 3622 5529

招待リンク: https://zoom.us/j/91036225529?pwd=UUw3MytxZS9Mem9sRGpNWXF5UXRuUT09

令和二年輪読予定テキストと担当範囲について

新年あけましておめでとうございます。

さて、光遠会では、会立ち上げ当初から読み進めてきた宮城先生の大経講義のテキストに一応の区切りをつけて、昨年の7月より、竹中智秀先生の『浄土真宗の儀式の源流 —『法事讃』を読む—』を輪読してきました。少し早足でしたが、昨年の12月には一応最後まで読み終えました。

今年は引き続き、同じく竹中先生の『浄土真宗の葬儀』の輪読へと移行する予定です。担当範囲を以下のように設定しておきたいと思います。

2020年 担当範囲 内容
1月 pp. 1–19 門徒・僧侶からの問いかけ
2月 pp. 21–44 一 葬儀のかたち
3月 pp. 45–69 二 葬儀の習俗と真宗の葬儀
4月 pp. 71–88 三 追善の仏事と報恩の仏事
5月 pp. 89–118 四 真宗の教学と葬送儀礼
6月 pp. 119–129 五 一尊教と二尊教
7月 pp. 131–142 六 住職の課題 七 仏教は自覚教

今年7月までの発表者は、昨年に 光遠会2019年発表者予定 のように設定していましたが、昨年少し出入りがありましたので、今月の例会の折に再度ご相談させてください。

それでは、よろしくご確認お願いいたします。

令和二年 謹賀新年

あけましておめでとうございます。

光遠会は、すでに立ち上げより5年と少しの時間が経とうとしています。会の始まりより輪読してきた宮城先生のテキストも、一応の当初の目的の箇所まで読み進み、現在は新しいテキストへと入っています。昨年の7月より、竹中智秀先生の『浄土真宗の儀式の源流 —『法事讃』を読む—』を輪読しはじめ、少し早足でしたが12月には一応最後まで読み終えました。

真宗僧侶として日々法務やご門徒と関わる中で、今一度日常の中に生きる儀式の意義というものを振り返り掘り下げなければならないとの反省から、このテキストの内容を主軸として、自由に会員同士での座談を行ってきました。私たちの日常と直結したテーマのため、これまで以上に活発な意見が交わされたように感じます。

私自身も日々法務と関わる中で、ともすれば日常の流れの一環としてのみ法務を捉えている自分自身に気付かされ、さらにはそうした自省の念すらもあらためて意識せずに、日毎の生活を送っていることさえあることに、焦燥感と危機感を強く感じています。いったい、この現代という時代に、私たちが念仏者として社会に関わるということはどいうことであるのか。そういったことを、私たちにとって身近な「真宗の儀式」というテーマを手がかりに、皆さんとより深めたいと感じています。

新年からは、引き続き同じく竹中先生の『浄土真宗の葬儀』の輪読へと移行していきます。本年もますます会が発展しますように、また、皆様にとって実り多い素晴らしい年となりますよう、祈念します。

代表 安間観志

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謹賀新年

あけましておめでとうございます。

光遠会も立ち上げより4年と少しの時間が経とうとしています。宮城先生のテキストも本願文のはじめから読み進めて、今やその佳境も過ぎ、還相回向の22願へと進んでまいりました。この学習会と共に、私自身も教区や宗門関係の同朋の中で多くの時間を過ごす中で、言い尽くせないようなたくさんの貴重な経験できたように感じています。

私自身の反省として、ここ数年、複雑に人間関係が広がると共に、また、ときにそれらに刺激されて興味の範囲が今まで以上に多岐にわたるにつれ、ひとつの関わっている事柄について、かつてほど注意を向けることができなくなっていると感じることです。継続が力であることは一つの真実ですが、単なる馴れ合いと惰性で継続しているだけでは、せっかくのこうした貴重な縁の集合が、その可能性を十分に発揮できないままに消化されてしまうんではないかとう反省があります。今こうしてここに、貴重な場が実現されていることの重要性を常に忘れることなく、十全にその可能性を活かせるよう、常に意識を向けなければならないと感じます。

本年もますます会が発展しますように、また、皆様にとって素晴らしい年となりますよう、祈念します。

代表 安間観志

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年頭所感 —「知進守退」ということ—

謹んで新春のご挨拶を申し上げます。

光遠会も立ち上げからはや2年強が経過して、ようやく教区の中でも個性豊かなメンバーの集う会として徐々にその立ち位置を獲得しているように感じています。

さて、年頭所感として「知進守退」(進むを知りて退くを守る) ということについて少し書いてみたいと思います。この言葉は「進むことを知るならば、まずは退く方法を備えておくべきである」といったほどの意味で、退く方法の備えなくして、進むことだけに有頂天になっていることが戒められた言葉として受け止めることができるように思います。今後学習会を続けていくにあたって、また私自身の今後の学びの態度として、心にとどめて置くべき言葉として、ここに年頭所感として書き留めておきたいと思います。光遠会の会自体を省みても、また私自身のここ最近のあり方を思い返しても、まさにただただ進むことだけに意識を向けており、静慮して脚下を顧みるということにおろそかになっており、そうした浮ついたあり方を、この語によってずばり言い当てられたような気もしたのでした…

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