春寒料峭のみぎり、まだまだ寒い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、光遠会の第六回目の勉強会の詳細は以下のとおりです。
日時: 2015/03/05 (木), 18:00--20:00 場所: 難波別院 研修ホール北和室 範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 二〇』(大地の会, 1998), 第七十八講, pp. 31--53 発表者: 佐藤 将太さん
今回もいつもと同じ別院の北和室にご集合ください。
それでは、みなさま、万障お繰り合わせの上ご参加くださいませ。
無碍光遠く十方世界を遍照し、十方衆生を摂受したまう
春寒料峭のみぎり、まだまだ寒い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、光遠会の第六回目の勉強会の詳細は以下のとおりです。
日時: 2015/03/05 (木), 18:00--20:00 場所: 難波別院 研修ホール北和室 範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 二〇』(大地の会, 1998), 第七十八講, pp. 31--53 発表者: 佐藤 将太さん
今回もいつもと同じ別院の北和室にご集合ください。
それでは、みなさま、万障お繰り合わせの上ご参加くださいませ。
僧侶の私は7時に目を覚ました。
なにか変わったことがないかと思ってあたりを見渡したが、べつにどこにも異常はないようだった。とぼしい日光がまぶたに射し、毛布からはいだした手足のさきはひとかけらの冬がひっかかっている。灰皿には灰があり、壁には雨のしみがある。これはどう見ても光栄ではあるまい。念の為にと思って体を見たが、カブト虫になっている様子もなかった1。いつものようにひび割れた天上のしたに古綿と古毛布にくるまっておちているだけである。ダーゴナイト。
窓はゆがんでいる。時間と、颱風と、ときどきの軽い地震のためである。あけるとしまらなくなるし、しめるとあかなくなるから、しかたなしにしめたままほってある。私はふとんのなかから顔を上げ、その、平行四辺形の、小さなにごった空を眺めた。一軒目のお参りにはまだすこし時間がある。もうちょっとぐずぐずしていてもよい。キツネやカブト虫や壁になる運命をまぬがれて目をさますことができたのだから、いくらいそがしくてもちょっとは怠けてもいいだろう。小さなあくびを一つしてから灰皿をひきよせ、タバコに火を付けた。ダーゴナイト。
私は目を半眼に閉じてタバコを深々とふかしながら、さて今日は何曜日だったかなと思った。水曜日のようでもあるが、木曜日のようでもある。どこかそのあたりだ。よくわからない。だいたい週の七日のうちで、目がさめてすぐにそれとわかる日は三日ぐらいなものである。土曜と、日曜と、月曜である。あとはさっぱり見当がつかない。日附の方はどうかといえば、これはなにしろ三〇日もあるので、ますます境界があいまいになる。今日は二四日だったか、二五日だったか。これまた思い出せない。階下に向かって声をかければいますぐ答えは手に入るが、しかし知ったところで、べつにどうということもないのだから、むだである。やがて三〇分後には法衣に着替えた私は車に乗って、カーナビゲーションシステムに登録された予定表が一軒目のお家に連れて行ってくれる。そこでようやく今日が何日だったか理解するのだ。ダーゴナイト。
私はごろりと寝返りをうち、そのはずみに、ふと、何年かまえに読んだある芝居のせりふを思い出した。
「…人間は存在するのじゃない、存在すると思っているだけなんだ」
ちがったかな。
「いったい、この、おれというものは存在しているのか、いないのか。やれやれ。もうおれにはそれすらわからなくなってきたゾ」
ダーゴナイト。ダーゴナイト。
フランツ・カフカの『変身』の青年グレーゴル・ザムザのように…
光遠会の第五回目の勉強会の日時等は以下のとおりです。
日時: 2015/2/16 (月), 18:00--20:00 場所: 研修ホール北和室 範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 二〇』(大地の会, 1998), 第七十七講, pp. 3--27 発表者: 田中 寛子さん
今回は月曜日で研修院 (10期生) もあるようですが北和室は使えるようなので、いつもと同じ場所に集合ください。ちなみに、同じ週の2月20日 (金) に木越先生による「『教行信証』を読む講義」もあり、この週は例外的に同じ週に2度研修院があるようです。
それでは、みなさま、万障お繰り合わせの上ご参加くださいませ。
こんにちは。しままです。
先日はありがとうございました。北和室に着くなり「今日の発表楽しみにしてます!」というTさんの温かい励まし?むやみにハードルを上げられている??という複雑な気持ちで始まった今回の発表ですが、皆様のおかげさまを持ちましてなんとか終えることができました。
というのも、今回発表を担当してみて改めて感じたのが難解&発表箇所の量が多い!ということです。レジュメも途中までしかできあがっていないいい加減なものでしたが、そこは光遠会のみなさまが多くの議論を交わして補っていただけました。たすかります。
宮城先生のテキストは、私にとっては何度も何度も読み返すと、ようやく少しだけですが理解できたかなという難解なものです。発表があたると少しマジメに読むことができますが、毎月そのようにできる気力も根性もございません。毎月一回の光遠会が貴重な貴重な学びの場となります。
以上長々と真面目な感想を書いてしまいましたが、発表当日は三悪趣の地獄餓鬼畜生に関し、kしもと先生より「畜生、畜生て小梅太夫ちゃうねんから………チッキショー……」という有り難いお言葉も戴き、それはそれは和やかな雰囲気で発表を終えられたことを記しておきます。
今後ともよろしくお願い致します。
光遠会の第四回目の勉強会の日時等は以下のとおりです。
日時: 2015/1/16 (金), 18:00--20:00 場所: 研修ホール北和室 範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 十九』(本願文玄談, 大地の会, 1997), 第七十六講, pp. 83--108 発表者: 島 慶史さん
勉強会終了後、新年会を予定しています。新年会のみのご参加も歓迎ですので、その場合以下の場所に直接お越しください。
日時: 2015/1/16 (金), 20:30-- 場所:スパイスバル サウンドブーツ ぐるなび: http://r.gnavi.co.jp/kb9u303/ TEL: 06-6538-3350
それでは、みなさま万障お繰り合わせの上ご参加くださいませ。