第54回勉強会のお知らせ

今年は例年になく遅い梅雨入りで、7月後半に入ってもまだ梅雨前線がとどまっており、蒸し暑く過ごしにくい日が続いています。バテずに元気でお過ごしでしょうか。

さて、7月の学習会のご案内をいたします。

日時: 2019/07/26 (金), 18:00-20:00
場所: 難波別院 孔雀の間
範囲: 竹中智秀『浄土真宗の儀式の源流 ---『法事讃』を読む---』(2014, 東本願寺出版部), pp. 1--35 
発表者: 島慶史さん

以前からアナウンスさせていただいている通り、今月から輪読テキストが変わります。竹中智秀先生の『浄土真宗の儀式の源流 —『法事讃』を読む—』です。東本願寺出版で、TOMO ぶっく や教務所で販売していますので、まだお持ちでない方はご購入していただきますようお願いします。今回の範囲は、「一 はじめに」「二 『法事讚』の世界」までとします (pp. 1–35)。また、場所もいつもの地下研修ホールではなく、難波別院「孔雀の間」です。お間違いのないようお願いします。

8月は例年通りお盆休みとし、9月から引き続き竹中先生のテキストを輪読したいと思います。9月以降は、基本的に一章づつ進めたらなと考えています。次回以降の発表者と範囲を書いておきます。

発表者 範囲 ページ
9月 越本達了さん 三 『法事讚』上巻を開く pp. 36–68
10月 入江宥さん 四 『法事讚』下巻を開く —「転経」の世界 その一 pp. 69–97
11月 室殿元さん 五 『法事讚』下巻を開く —「転経」の世界 その二 pp. 98–126
12月 藤園洋さん 六 法事の永式を願って pp. 127–153

竹中先生のテキストの内容は、『法事讚』 についてなのですが、『法事讚』そのもののテキストは載っていませんので、『真宗聖教全書一』(大八木興文堂発行, pp. 561ff. [大阪教区銀杏通信]) をご覧ください。『法事讚』の翻訳は、例えば以下のサイト (山寺 浄土真宗本願寺派 長久寺) で公開されているのでご参考になるかもしれません。

また、テキストの中で『選択本願念仏集』 の「慇懃念仏付属章」が多く言及されていますが、こちらも原文は『聖全一』に載っています。『選択集』の翻訳は膨大な数が出版されていますが、ネット上で確認できるものとして、同じ 山寺 さんのサイトが参考になるかもしれません。

それでは、新しいテキストになったこともあり、心機一転より多くの方のご参加をお待ちしております。

第53回勉強会のお知らせ

今月は、難波別院の掲示板には「雨の日には雨の生き方がある」と書いていましたが、長らく雨はそれほど降りませんせんでしたね。今年の関西は、異様に遅い梅雨入りでした。

さて、6月の学習会のご案内をいたします。

日時: 2019/06/28 (金), 18:00-20:00
場所: 難波別院 研修ホール 第二会議室
範囲: 大経本願文 (真宗聖典, pp. 15-24)
発表者: 西野健太郎さん

以前 のご案内の通り、今月は総復習として大経の本願文全体を輪読し、その後座談をしたいと思います。真宗聖典をお持ちください。場所は研修ホール地下「第2会議室」です。多くの方のご参加をお待ちしております。

当面は、以下のような流れで学習会を進めたいと考えています。

  • 6月: 48願全体の復習
  • 7月以降: 竹中智秀『浄土真宗の儀式の源流』および『浄土真宗の葬儀』
  • 終わり次第: 安田理深「展開する本願」(『大地』所収, 大法輪閣 より一部?復刊)

光遠会では毎年4月に年会費 (3,000円) を集めています。当会では、皆様からの年会費によって、別院への会処礼やサイト運営費、その他の必要経費に充てさせていただいております。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。

また、光遠会2019年発表者予定 の方もあわせてご確認ください。当面の発表者の予定が立てられています。ご都合がつかない方は、なるべく早めにご連絡くださいますようよろしくお願いいたします。

第52回勉強会のお知らせ

寒からず暑からずの好季節となりました。いかがお過ごしでしょうか。

さて、5月の学習会のご案内をいたします。

日時: 2019/05/29 (水), 18:00-20:00
場所: 難波別院 研修ホール 第二会議室
範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 三十四』(大地の会, 2005), 第135講, pp. 65-92
発表者: 加藤孝法さん

今月の箇所は、上記の通りイレギュラーなのでご注意ください。変成男子願 (第三十五願) の箇所 (宮城テキスト34) です。場所は前回と同じ「第二会議室」です。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

以前のエントリー 光遠会の輪読テキストについて でお知らせしたとおり、今後のテキストについて検討中なのですが、ひとまず、以下のような流れで学習会を進めたいと考えています。

  • 6月: 48願全体の復習
  • 7月以降: 竹中智秀『浄土真宗の儀式の源流』および『浄土真宗の葬儀』
  • 終わり次第: 安田理深「展開する本願」(『大地』所収, 大法輪閣 より一部?復刊)

先月、会計さんよりご報告があった通り、光遠会では毎年4月に年会費 (3,000円) を集めています。当会では、皆様からの年会費によって、別院への会処礼やサイト運営費、その他の必要経費に充てさせていただいております。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。

また、光遠会2019年発表者予定 の方もあわせてご確認ください。当面の発表者の予定が立てられています。ご都合がつかない方は、なるべく早めにご連絡くださいますようよろしくお願いいたします。

光遠会の輪読テキストについて

光遠会では、宮城顗先生の『大無量寿経講義』(大地の会) を、本願文の第一願より読み進めてまいりました。今月で還相廻向願 (第二十二願) までの講義が終わり、一応の予定されていたところまで読み進みたことになります。参加者の皆さんの希望があったので、この後、変成男子願 (第三十五願) の箇所 (宮城テキスト34, 第135講, pp. 65-92) へと進み、一旦会での宮城先生のテキストの輪読は終了とさせていただきたいと考えています。

今後、どのテキストを輪読するかは、只今検討中なのですが、以下の三つの案があります。

  • 竹中智秀『浄土真宗の葬儀』
  • 竹中智秀『浄土真宗の儀式の源流—『法事讃』を読む—』
  • 安田理深「展開する本願」(『大地』所収, 大法輪閣 より一部?復刊)

宮城先生のテキストは 大地の会 が出版 (非売品) してくださっていますが、「大地の会」とは、『大無量寿経』正宗分を聞く会として1963(昭和38)年に発足された会で、講義は安田理深先生がご担当されて、1981年までの18年間、「展開する本願」と題して続けられました。安田先生の後、私たちが読んでいた宮城顗先生、さらに、宗正元先生、藤元正樹先生、大河内了義先生、和田稠先生が講義を担当され、2006年までの24年間の長きに渡り、聴聞会は続きました。(講義の一部は 大地の会 で公開されています)。

大法輪閣 より復刊されている『大無量寿経講義』シリーズ (一〜六) の目次を見ると、安田先生の講義には以下の内容のものがあるようです。

  • 一. 「根底に流れるもの —大無量寿経正宗分講義ノート—」
  • 二. 「展開する本願 —第一願より第十七願まで—」
  • 三. (安田先生のものはなし)
  • 四. 「展開する本願」
  • 五. 「恒沙の信士 —三願転入について—」
  • 六. 「真宗の人間(別稿)」

これらの安田先生のご講義のうち、どの部分を輪読するか、また、その他のテキストの希望もあると思いますので、その点も含め今月の学習会でご相談させてください。

竹中先生のテキストは、割と最近出版された本でご存知の方も多いと思います。一応、アマゾンのリンクだけはっておきます。