第29回勉強会のお知らせ

春爛漫の好季節を迎え、毎日お元気でご活躍のことと拝察いたします。

さて、4月の学習会は以下の通りです。

日時: 2017/04/24 (月曜日), 18:00-20:00
場所: 難波別院 事務所会議室
範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 二十五』(大地の会, 2000), 第100講, pp. 87-118
発表者: 松本真明さん

開催場所は前回同様、別院事務所と教務所の間の「事務所会議室」です。いよいよ、本願の佳境、17願へと進んでまいります。より多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

さて、すでにほとんどの方がご存知だと思いますが、3/31 早朝に教学研究所所長・大谷大学名誉教授の安冨信哉先生 (73歳) が虚血性心疾患のため、京都市下京区の東本願寺職員住宅で還浄されました。謹んで哀悼の意を表し、ここにご通知させていただきます。先生は 4/2 に御影堂門、高倉会館、しんらん交流館、大谷大学の順で、沢山の方にお見送りされ新潟のご自坊に帰られました。

4日に新潟のご自坊で身内のみの逮夜、5日10時より密葬、11時半出棺、12時火葬で、2時過ぎに収骨をされたそうです。本葬は来月の5月12日10時からとのことです。なお、お通夜はないようです。葬儀の場所はご自坊

光濟寺
〒958-0847 新潟県村上市大工町2-5
TEL.0254-52-3511

です。喪主は奥様の安冨裕美子さんです。また、三帰会・教研や大学も合わせて追弔法要を行なうことも予定されているようです (それらの詳細は未定)。

宗務所内及び大学内では弔問を控えるよう申し合わせのお知らせが回っているところもあるようですが、ゼミ生や先生に学恩を受けてこられた方々についてはその限りでない、という案内もいただいています。先生の奥様からは、ゼミ生等、有縁の方々の弔問はとても嬉しく、先生も喜んでくれるはずなので、弔問いただけるならば、遠慮せずにどうぞお参りくださいとのこと、ご案内いただいております。

合掌

光遠会 代表  安間観志

第27回勉強会のお知らせ

立春を過ぎてもなおきびしい寒さが続いていますが、お元気でお過ごしのことと存じます。

さて、今月の学習会は以下の通りです。

日時: 2017/02/20 (月曜日), 18:00-20:00
場所: 難波別院 研修ホール 第二会議室
範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 二十五』(大地の会, 2000), 第98講, pp. 25-54
発表者: 島慶史さん

場所はいつもと同じ別院研修ホール「第二会議室」です。本願講義も第15願「眷屬長寿の願」に入ります。17, 18, 19, 20 願と本願佳境へ向けていよいよ上り詰めているような気がします… 今回もより多くのみなさまのご参加をお待ち申し上げます。

さて、今月は著書をご紹介したいと思います。先日、難波別院で第一生命経済研究所の小谷みどりさんの講義があったのですが、彼女の新書を。

講義は「同朋の会推進委員会」の委員対象講座のもので、講題は「寺院を取り巻く環境がどう変化したか」というものでした。小谷さんのご専門は「死生学」で、近年メディアで目にすることも多く、ご存じの方もたくさんいらっしゃると思いますが、私は正直なところメディアで触れる限りでの彼女の印象は良くなく、実際に講義を聞いてもその「直観」はそれほど外れなかったのですが、詳細なデータに基づく研究は非常に優れたもので、研究者としての彼女の能力や講演者としての話力には非凡なるものがある思います。私もかなり没頭して講義を聞かせていただきました。真宗教学者の視点とは異なったところから、今寺院にできることはなにか、ということを考えていく有益な視点が提示されて、寺院側が今後のあり方を探る格好の材料を提供してくれます。私は、彼女の視点というのは今の日本社会の寺院・僧侶に対する不満の一つの凝点であるように感じました。だから、その直球の意見は我々の立場からは強烈な反感を覚える。しかし、それを単なる反感に留めず真摯に向き合うことから、現在における真宗者の歩み方・教化のあり方・寺院の存在意義等が浮かび上がってくる、という可能性もまた感じることができるように思います。私は彼女の講義を聞いたその夜、彼女の著書をまとめ買いしました^^; 当日のレジュメも ここ にアップしましたので、ご興味のある方はご覧ください。

第26回勉強会のお知らせ

年内余日なく、なにかと気ぜわしい毎日ですがいかがお過ごしですか。

先日今年最後の例会&忘年会が盛大に終了したところなのですが、来年一回目の学習会の予定を立てておきたいと思います。別院の研修ホールに会処代がかかるようになって、最も安い「第2会議室」がぎりぎりになると他の会と重なって取れない可能性が高くなってしまったので… (会処代は場所によって異なります)

日時: 2017/01/26 (木曜日), 18:00-20:00
場所: 難波別院 研修ホール 第二会議室
範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 二十五』(大地の会, 2000), 第97講, pp. 3-21
発表者: 後藤裕司さん

次回から 新しいテキスト に入ります。本願講義もようやく第14願に入ります。心機一転、より多くのみなさまのご参加をお待ち申し上げております。

新年会も同日 1/26 に行う予定です。場所はまだ未定ですが… 新年会は8時半頃から始めますので、例会に都合つかない方でもご参加は歓迎いたします。ご参加希望の方は光遠会のLINEかMLまでご一報を。

さて、先日京都のしんらん交流館で メリシャカ というイベントに参加しました。メリシャカとは「メリー・シャカ」のことで、「メリクリ」があるなら「メリシャカ」もということで命名されたようです。内容は音楽と仏教の融合イベント。今年はライブアクトは青葉市子、小山田圭吾、ユザーンらによる素晴らしい演奏でした。法話は、今やカルト問題のご意見番僧侶瓜生崇さんや、思春期性教育に力を入れる本派の僧侶古川潤哉さんらのセッショントークが印象に残りました。私は青葉市子さんの “huge fan” なので、彼女のパフォーマンスが見れたのは年末の大きなお年玉でした。しかも、私たち宗門の施設で^^

ここでも 以前 彼女の曲は紹介したことがあったと思うので、今月の気分の一曲は彼女と共鳴するアーティストのものにしましょう。七尾旅人の「サーカスナイト」。

青葉市子と七尾旅人が芸術で共鳴している様子は、なんだかこちらまでドキドキします。ピュアになりきれない私は、こうしたピュアな表現に、強烈に惹かれるのかもしれません… もちろん、こうしたピュアな感情を芸術表現として形に表す「生み」の苦しみは計り知れないと思います。だけど、享受する側としては、純粋なものに触れ得たという感動があり、私なんかにも儚い日常の中の強い励みになったりもするのでした。

第25回勉強会のお知らせ

年の瀬も押し迫ってまいりました。お変わりなくお過ごしでしょうか。

さて、次回の光遠会の日程と内容をお知らせいたします。

日時: 2016/12/16 (金曜日), 18:00-20:00
場所: 難波別院 研修ホール 南和室
範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 二十四』(大地の会, 2000), 第96講, pp. 87-107
発表者: 松尾陽子さん

場所は前回と異なり、研修ホールの「南和室」です。次回で大経講義の「24」が終了する予定です。また、早いもので、本年最後の学習会となりました。より多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

そして、学習会後、例年通り忘年会を予定しています。

日時: 同日 20:30 頃から
場所: 本町 ハリパリワール (インド料理)
WEB: https://tabelog.com/osaka/A2701/A270106/27066927/

場所は光遠会御用達?の別院近くのインド料理屋を予定しています。忘年会のみのご参加も歓迎です。時節柄、ご多忙中とは存じますが、しばし年末の雑事を忘れ盛大に飲み語り合い、行く年を送りたいと思いますので、ふるってご参加くださいませ^^

第24回勉強会のお知らせ

日毎に寒気加わる時節となりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

さて、次回の光遠会の日程と内容をお知らせいたします。

日時: 2016/11/17 (木曜日), 18:00-20:00
場所: 難波別院 研修ホール 第二会議室
範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 二十四』(大地の会, 2000), 第95講, pp. 55-83
発表者: 越本達了さん

場所は前回と同様研修ホールの「第二会議室」です。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

学習会の案内だけでは寂しいので、今回は映画のご紹介。つい最近DVDで観た『マジック・イン・ムーンライト』。

この映画は、多作で知られるウディ・アレン監督の2015年公開作品です。彼の映画はすべてではないのですが、かなりの数を観ており、どれも甲乙つけがたく大好きなのですが、もっとも最近観たものとしてこの作品を。舞台は1920年代の南仏コート・ダジュール。世界一の天才マジシャン (を自称する) 合理主義的な主人公が、良識では説明不能な不思議な能力と美貌を併せ持つ美人占い師と出遇い、頭でっかちの彼の合理主義が次第に崩れ去っていきます。世界一のマジシャンが、皮肉にも自身の「良識」を失うようなマジックにかかっていきます。彼は最後まで彼自身の理性を失わないように思えましたが、結局、見事「恋のマジック」にかかってしまうのです。ウディ・アレン監督作品ならではの、皮肉たっぷりなロマンティックコメディ。しかし、そこには、彼の他の作品と同様、深くうなずかされるような人生哲学が含まれています。秋の夜長にどうですか?^^