令和3年 謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

光遠会は、今年ですでに立ち上げより6年と少しの時間が経ちました。会ではテキストを一つ定めて輪読し、座談し、理解を深めるということを基本的な形としてきました。すでに3つのテキストを経由してきており、宮城先生の大経講義、竹中先生の『浄土真宗の儀式の源流』、同『浄土真宗の葬儀』と輪読してきました。年明けからは大阪教区紀要『生命の足音』所収の和田稠先生の講義『現代と宗教』の輪読を予定しています。

現在コロナウイルス感染症が全国的に再び拡大しており、おそらく一月は通常通り会を開くことができないと思います。リモートで行うか、中止にするか現在検討中です。検討の後、またこちらでアナウンスさせていただきたいと思います。

昨年はコロナコロナで終始した一年でした。私たちはけっして「コロナによってなにもできなかったなあ」で終わらせてはいけないと思います。真宗法灯に学びながら、「コロナは私たちに何を気づかせてくれたか」といったことについて深めなければならないと思います。新型コロナウイルス蔓延という非常な毎日の中ですが、皆様とともに、よりいっそう学びを深めることができたらと思います。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

代表 安間観志

令和二年 謹賀新年

あけましておめでとうございます。

光遠会は、すでに立ち上げより5年と少しの時間が経とうとしています。会の始まりより輪読してきた宮城先生のテキストも、一応の当初の目的の箇所まで読み進み、現在は新しいテキストへと入っています。昨年の7月より、竹中智秀先生の『浄土真宗の儀式の源流 —『法事讃』を読む—』を輪読しはじめ、少し早足でしたが12月には一応最後まで読み終えました。

真宗僧侶として日々法務やご門徒と関わる中で、今一度日常の中に生きる儀式の意義というものを振り返り掘り下げなければならないとの反省から、このテキストの内容を主軸として、自由に会員同士での座談を行ってきました。私たちの日常と直結したテーマのため、これまで以上に活発な意見が交わされたように感じます。

私自身も日々法務と関わる中で、ともすれば日常の流れの一環としてのみ法務を捉えている自分自身に気付かされ、さらにはそうした自省の念すらもあらためて意識せずに、日毎の生活を送っていることさえあることに、焦燥感と危機感を強く感じています。いったい、この現代という時代に、私たちが念仏者として社会に関わるということはどいうことであるのか。そういったことを、私たちにとって身近な「真宗の儀式」というテーマを手がかりに、皆さんとより深めたいと感じています。

新年からは、引き続き同じく竹中先生の『浄土真宗の葬儀』の輪読へと移行していきます。本年もますます会が発展しますように、また、皆様にとって実り多い素晴らしい年となりますよう、祈念します。

代表 安間観志

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