謹賀新年

あけましておめでとうございます。

光遠会も立ち上げより4年と少しの時間が経とうとしています。宮城先生のテキストも本願文のはじめから読み進めて、今やその佳境も過ぎ、還相回向の22願へと進んでまいりました。この学習会と共に、私自身も教区や宗門関係の同朋の中で多くの時間を過ごす中で、言い尽くせないようなたくさんの貴重な経験できたように感じています。

私自身の反省として、ここ数年、複雑に人間関係が広がると共に、また、ときにそれらに刺激されて興味の範囲が今まで以上に多岐にわたるにつれ、ひとつの関わっている事柄について、かつてほど注意を向けることができなくなっていると感じることです。継続が力であることは一つの真実ですが、単なる馴れ合いと惰性で継続しているだけでは、せっかくのこうした貴重な縁の集合が、その可能性を十分に発揮できないままに消化されてしまうんではないかとう反省があります。今こうしてここに、貴重な場が実現されていることの重要性を常に忘れることなく、十全にその可能性を活かせるよう、常に意識を向けなければならないと感じます。

本年もますます会が発展しますように、また、皆様にとって素晴らしい年となりますよう、祈念します。

代表 安間観志

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第47回勉強会のお知らせ

本年も押し詰まってまいりましたが、皆様いかがお過ごしですか。

さて、本年最後の学習会のご案内をいたします。

日時: 2018/12/26 (水), 18:00-20:00
場所: 難波別院 研修ホール 南和室
範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 二十九』(大地の会, 2002), 第116講, pp. 109-138
発表者: 松本真明さん

今月は第21願の続きを少しと、還相廻向の第22願に入ります。今回でテキストの「二十九」が終わりで、来年から「三十」へと入っていきます。場所は前回同様「南和室」です。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

今年も例年通り例会終わりで忘年会を開催します。だいたい8時半頃に終わる予定ですので、そこからどこかへ行こうと考えています。例会の方が時間的に厳しい方でも、忘年会からのご参加も歓迎ですので、ぜひともご参加くださいますようご案内申し上げます。

第46回勉強会のお知らせ

報恩講時期でお忙しい事と思います。いかがお過ごしでしょうか。

さて、今月の学習会のご案内をいたします。

日時: 2018/11/27 (火), 18:00-20:00
場所: 難波別院 研修ホール 南和室
範囲: 宮城顗『大無量寿経講義 二十九』(大地の会, 2002), 第115講, pp. 75-105
発表者: 藤園洋さん

宮城先生のテキストは一回空きましたが、今月は第21願の続きです。場所は前回同様「南和室」です。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

さて、教学研修院公開講義の日程をここに掲載しておきます。

  • 2018/12/7 (金) 18:00 同朋会館講堂 「教行信証を読む」(木越康先生)
  • 2019/2/14 (木) 18:00 同朋会館講堂 「教行信証を読む」(木越康先生)
  • 2019/3/11 (月) 18:00 同朋会館講堂 「教学研修院 公開講義」(佐野明弘先生)

すべての講義について、研修院修了生以外の聴講が認められています。詳しくは教化センター (06−6251−0745) までお問い合わせ下さい。

また「教学研修院報恩講の集い」が来る 12/3 (月) に勤まります。

  • 2018/12/3 (月) 16:30 開会・勤行・法話 (第11組 玉井久之先生)

報恩講の集いには間衣・輪袈裟にてご参集ください。18:30 より懇親会が開催される予定です。参加希望者は教化センターまで (11/26締切) ご連絡ください。

光遠会ご参加ご検討の方へ

About にも書いていますが、光遠会とは真宗大谷派大阪教区の若手僧侶で開始した集まりです。月一で真宗教学の勉強会を開催しています。母体は同じく大阪教区の「教学研修院」という真宗の専門コースの修了生にて構成されますが、広く門戸を開いて活動を行っています。

構成員は 20代–50代 の僧侶が中心ですが、仏教・真宗に興味を持った教区のコミュニティとなればと考えており、このコミュニティを通じて仏教思想・真宗教学についての学びを深める、ということだけでなく、僧侶や真宗門徒として生活していく上での日々の疑問や悩み事なども気楽に相談できるような場となればと考えています。もちろん、僧籍を持っていない方のコミュニティ参加も歓迎しております。会は会員の年会費 (年間 3,000 円) にて運営されていますが、ご参加初年度の会費はいただいておりません。

基本的に学習会の案内はこのサイトでも公開していますので、ご案内の日程に直接お越しいただいても結構ですが、Contact よりご一報いただけるとより詳しいご案内ができるかと思います。私たちの活動に少しでも興味をもってくださったならば、お気軽に Contact からコメントを残していただければと思います。その際、お名前、メールアドレスの記載をお願いしていますが、これらは Web 上に公開されることはありません。お名前、メールアドレスは くれぐれもお間違いのないよう お願い申し上げます。

# つい先日 Contact よりご連絡いただいた M.S. さんへ

GAMIL のアドレスがおそらく間違っていますので、
こちらからご連絡できません。このメッセージをお読みに
なりましたら、再度アドレスをご確認の上、ご連絡くださ
いますようお願い申し上げます。

第45回勉強会のお知らせ

秋も深まり、街路樹の落ち葉が散り始めました。いかがお過ごしでしょうか。

さて、今月の学習会ですが、少し通常の宮城先生のテキストはお休みして、以下の内容で開催したいと思います。

日時: 2018/10/29 (月曜日), 18:00-20:00
場所: 難波別院 研修ホール 南和室
内容: 長谷正當『親鸞の往生と回向の思想』, 方丈堂出版 (2018/6/1)
発表者: 安間観志

以前こちらの学習会で扱った小谷信千代先生の往生論への反論が含まれますので、論旨を押さえておきたいと思います。テキストはなくても分かるようにレジュメを作成したいと思いますが、一応以下にアマゾンのリンクを貼っておきます。

長谷先生のこの近著は以前にご発表された論文が骨子となっています。『教化研究』(157号) や中外日報 (2017年11月8日号) 等はご覧になった方も多いかもしれません。以下の『中外日報』の記事はウェブで読めます。

また、前半は親鸞の回向の思想解明に多くの頁を費やしていますが、梶山雄一先生の以下の著書は「回向」に関する理解の助けになりますのでおすすめです。私も長谷先生の著書を読んだあと、あらためて読み返してみました。